
突然ですが、
新卒で入社した会社を3カ月で辞めた過去があるRaichoTripです。
今回は、そんな時代もあったねと。
新卒の頃の話を少ししたいと思います。
- コロナ禍でも順風満帆だった就活
- 第一志望に受かっているのに第二志望に就職した
- 入社して驚愕、社会の厳しさを知る
- そして発症、適応障害
- 早かった人事の対応
- そして辞める決断
- たった3カ月で辞めた、人生は終わるのか?
- 履歴書に傷がつく
- 人生は続く
コロナ禍でも順風満帆だった就活
私は2021年卒の代です。
コロナウイルスが流行し始めたのが2020年でしたので、
ちょうど就活が始まるよ~という大学3年生の春、コロナ禍に突入しました。
合同就職説明会が中止になったり、
そもそも採用活動自体を中止にしたり、
色々問題がありました。
また緊急事態宣言が出ているのに平気で対面の面接を行う会社もあったり、
急遽オンラインの説明会を開くことになり、
それに対応できる会社できない会社があったり、
その会社の社風が浮き彫りになったコロナ禍の就活でした。
そんな中私の就活は順風満帆に進みました。
元々大手鉄道系の会社に就職したい願望があり、
その会社まっしぐらで就活を進め、何と希望通り内定を貰うことができました。
第一志望に受かっているのに第二志望に就職した
入れば一生安泰と言われている大手鉄道会社の内定をいただきましたが、
実際に私が就職したのは、第二志望の地元中小企業のハウスメーカーでした。
第二志望のその会社は、とても面白い会社で、
ブランディングが上手で、同世代の若い社員の皆さんがいきいきと働いている姿に
憧れを抱き
「私もこんなキラキラした会社で、自分らしく働きたい!
鉄道会社で一生制服を着て働くよりも、私服でイキイキしている会社の方が良い!」
そんな風に思ってしまったのです。
その選択は全く後悔していません。
大手を蹴って、中小を選んだ私。むしろかっこいいと思います。
入社して驚愕、社会の厳しさを知る
第一志望だった大手の鉄道会社を蹴って
入社した地方の中小ハウスメーカーですが、
入社して、その現実を知りました。
そもそも、就業条件の見方を知らなかったんですよね、私。
その条件には、お給料の中に、「固定残業代40時間含む」と書かれていました。
40時間!?(あれ、45時間だったかも。)
1日2時間以上は残業している計算になります。
しかも、固定残業代なので、これ以上残業しないと、残業代は支払われません。
また休憩時間は1時間30分、
拘束時間が長いんです。
給料は低いわ、拘束時間は長いわで、
将来が不安になってきました。
夜同期のみんなとご飯を食べた後、会社の前を通ると
煌々と付いている電気。
「あ~、私も将来こんな風になるんだなぁ」と思うと、
将来は不安で不安で仕方ありません。
元々仕事以外にも趣味や副業で、自分の時間を充実させたいと思っていたので、
寝るためだけに家に帰る生活は嫌だな~と思っていました。
新卒の合同研修が終わり、配属されましたが、
先輩の姿を見ていると「こんな先輩にはなりたくない!」と思うようになりました。
そして発症、適応障害
元々精神的に病みやすい性質を持っていたので、
体調が悪くなるサインは自分でもよく把握していました。
頭が痛い、
だるい、
疲れやすい、
集中力が続かない、
何も無いのに涙が出てくる、
朝起きられない、
食欲がない、
眠れない、
私にとっては、とても辛い状態で、仕事を休んだり、早退したり、
新人のくせに、研修も進められない状態が続きました。
早かった人事の対応
幸い、理解のある職場で、
休みがちな私を責めたり、怒ったりする人は誰もいませんでした。
人が良いのは、この会社の良さでもありましたが。
休みがちになっている私に対して、
人事の方の対応は早かったです。
「最近休んでいるけどどうしたの?」と声をかけてくれました。
これこれこういう理由で、お薬を飲んだりしているのですが、
いまいち治らなくて。。。
と正直に話しました。
2回目の面談のときには、やんわり退職をほのめかされていました。
直接的に辞めろとは言ってはいけないので、
「一回リセットした方がいいんじゃない?」と言われました。
そして辞める決断
実際に会社に在籍していたのはたった2か月、
就職説明会のときにはあんなにキラキラしていた先輩社員も
今はなりたくない姿の象徴でした。
こんな風になるまで、働きたくない。
この姿を普通にしてはいけない。
そう思ったので、私は新卒で入社した会社を3カ月で辞めました。
(実際オフィスにいた月日は2か月、傷病手当金を貰いながら休んだ期間が2週間くらい)
たった3カ月で辞めた、人生は終わるのか?
新卒で入社した会社をたった3カ月で辞めたら人生終わるのか?
ーいいえ、終わりません。
そこからのキャリアをご紹介します。
2021年
7月 退職
7月~9月 療養期間(無職)
9月 アルバイトで販売職に就く
~1年間フリーターとして働く~
2022年
10月 今の会社の社長と出会い、業務委託から仕事を始める
2023年
4月 業務委託から社員に昇進
現在に至る
無職、フリーターを経て、業務委託という形で今の会社にたどり着き、
現在まで社員として働いています。
どうでしょう。
人生、全く終わりませんでした。
私の場合、運よく適応障害から2か月でフルタイムで働ける状態まで
持ってこれたのが不幸中の幸いでした。
フリーターとしてアルバイトをしたお店は、
大学時代にバイトをしていたコネがあったので、
面接なしであっという間に入社が決まりました。
そこから1年半くらい、収入は少なかったけど、
ゆっくりゆっくり体調を戻していくような感じで、
少しずつ本来の私を取り戻せるようになりました。
履歴書に傷がつく
新卒で入った会社を3カ月で辞めると、
気にするのは「履歴書に傷がつくこと」
私の場合、アルバイト先は履歴書の提出なし、面接なしで入社。
今の会社へは一応履歴書は提出していますが、
そのことについて社長からは何も言われませんでした。
社長自身も遅咲きの人間だから、全然気にしないよと言ってくださいました。
運よくこれまでの私のキャリアで、
新卒の入社した会社を退職してから、まともに履歴書を提出する場面が無かったため、
実際に履歴書に傷がついているのかどうかを実感する場面はありませんでした。
人生は続く
新卒で入社した会社をたった3カ月で辞めたからと言って
年齢は一般的に22歳。
まだまだ若いので、人生何とでもなります。
もしこの記事を読んでいる、新卒で入った会社を辞めようか迷っている方は、
遠慮なく辞めていいと思います。
「石の上にも三年」と言いますが、
3年もその会社に居たら、せっかくの若い私が、
その会社色に染まってしまいます。
染まりたくない!と思ったら、遠慮なく、3カ月しか経っていなくても
辞めちゃえばいいと思います。
今は人手不足の時代ですから、いくらでも仕事はあります。
ここまで無責任な発言をしておきながら、あなたの人生の責任は負えませんが、
私の人生の責任は私が背負っています。
そのとき正しいと思った選択が、正しい道なのです。
後悔なく生きていきましょう。
最後までご購読いただき、ありがとうございました。